台湾月報

年月日	2008/10/23
分類	内政
記事	陳水扁前総統のマネー・ローンダリング疑惑関連
掲載紙、掲載面	時1，4，5、連1、自7
備考	(1)呉淑珍前総統夫人の実兄の呉景茂氏は昨日開廷した葉盛茂前調査局長の公文書隠匿疑惑の裁判で、「母親の指示に従いだけであり、何も知らない」との陳前総統の息子の陳致中氏による主張を覆したうえ、むしろ陳致中氏が主導していた旨証言。呉景茂氏もまた、口座開設又は振込み手続きに必要な署名をするために官邸に訪ねる際にも、毎回、前総統夫人と銀行員のほか、陳致中夫婦と陳幸妤（陳前総統の娘）もその場にいたと表明。 (2)捜査で、中信金融持ち株会社が呉淑珍前総統夫人の仮名口座に約4000萬元を振り込んだことが判明。特捜チームは、送金が行われた2006年と2007年は中信グループが他社と金融持ち株会社の経営権を争奪している最中で、又、二件とも中信グループが勝ち取ったとの結果から、両者には疑わしい関係があると判断。 (3)呉景茂氏は法廷で、呉淑珍前総統夫人が一つより複数の口座を使用する方が利息の税金が課されないと言ったため、1998年から自分を含めて家族全員の口座を提供していた旨証言。