台湾月報

年月日	2008/08/29
分類	内政
記事	陳水扁前総統のマネー・ローンダリング疑惑関連
掲載紙、掲載面	時1，4～6、連1～4、自3，4
備考	(1)台北地検は28日、外国から寄せられた容疑情報を記した公文書を隠匿したとして、葉盛茂前調査局長を起訴し、懲役2年6か月を求刑。一方、法務部は、葉前局長の行政処分を検討中。 (2)葉前局長の自宅を捜索した際、当該公文書のコピーのみが発見されたことから、検察は、当該文書が陳前総統に手渡された可能性が高いと判断。 (3)検察の捜査により、葉前局長が2006年末に呉淑珍前総統夫人のシンガポールの隠し資産に関する容疑情報を入手した際も、それを隠匿していたことが判明。同時期に、陳致中(陳前総統の息子）が頻繁に日本と台湾の間を往来していたことを把握。検察は両者の関連性について捜査を継続。 (4)検察は、陳水扁家族の資産管理をしていた元銀行員から事情聴取を行った後、陳水扁家族の海外口座の残高は2，100万米ドルを超えると判断。出所について捜査を継続。 (5)呉瑛調査局長は、信頼を取り戻すためにも全力で特捜チームに協力する旨表明。