台湾月報

年月日	2008/08/19
分類	内政
記事	陳水扁前総統のマネー・ローンダリング疑惑関連
掲載紙、掲載面	時1～5、連1～5、自1～4
備考	(1)葉盛茂前調査局長は取調べに対し、多忙で関連公文書を陳聡明検察総長に手渡すことを忘れたが、確かに口頭で報告した旨強調。また、当該情報を陳前総統へ漏洩したことを否定。 (2)最高検特捜チームは呉淑珍前総統夫人の実兄である呉景茂氏らから事情聴取。呉氏は、呉淑珍夫人の依頼により、陳前総統が台北市長であった頃から、宝石商などを通じた不正なルートで海外に送金を行ってきた旨認める。 (3)最高検特捜チームは、陳前総統夫妻、呉景茂、陳致中（陳前総統の息子）夫妻の5人を被疑者として捜査を継続。また、新たに呉景茂と葉盛茂前調査局長に出国制限命令を発出。 (4)監察院廉政委員会は昨18日の会議で本件につき討論。王建ケン監察院長は、共犯者なしにこのような大規模な犯罪は成り立たないと指摘した上、共犯者の責任も厳しく追及する構えを示す。 (5)民進党廉政委員会は昨18日、秘密会議を召集。本件を調査するための「特別廷」を設置し、陳前総統から事情説明を求めることを決定。また、関連資金の流れを明らかにするため、陳前総統から資金提供を受けていたと陳幸妤（陳前総統の娘）に名指しされた複数の民進党幹部にも説明を求める方針。 (6)法務部は、法令の規定に従い刑事責任の減免や保護の提供を行うことを保障した上で、資金の出所に関する情報を検察当局に提供するよう企業関係者に呼びかけ。