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2018年 5月 28日更新

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 中央銀行は1月24日、最新のマネーサプライ統計を発表した。これによると、2017年12月の外資流出額は11億米ドルと流入から流出に転じ、また、外資による株売り越し額は340億元に上ったため、2017年12月のM2の対前年伸び率(期中平均ベース)は前月比0.47%ポイントの減少となった。中央銀行の担当官は、「銀行貸出及び投資の伸び悩み、国債保有の減少、財務諸表及び季節的な要因などから、2017年12月のM1b及びM2の対前年伸び率(期中平均ベース)は、それぞれ+4.03%、+3.60%と7ヶ月連続してゴールデンクロス(M2の対前年比伸び率がM1bのそれを下回る)となった。」と説明した。
 個人投資家の資金規模を表す12月の証券振替決済預金残高は前月比624億元減の1兆6,714億元となった。
 台湾の株式市場は、昨年5月に10,000ポイントの大台を達成したことにより、個人投資家の積極的な投資を刺激した。統計によると、個人投資家による取引高の割合は年初の52.3%から徐々に上昇し、8月は63.5%(2014年1月以降の最高)、9月は62.6%、10月は62.3%、11月は61.2%、12月は61.4%となった。
 2017年12月の外貨預金残高は前月比910億元増加の5.67兆元と過去最高となった。中央銀行の担当官は、「これは主に、企業による年末資金の調達、及び、台湾元レートの上昇による法人や個人の外貨資産の増加によるものである。うち米ドルの割高が高かった。」と強調した。
 2017年通年のM1b及びM2の対前年伸び率はそれぞれ前年比+4.65%、+3.75%となった。外資流入額は86.8億米ドルとなり、今年に入り、外資は、引き続き流入となっている。中央銀行の担当官は、「M2の対前年伸び率は依然として主計総処の経済成長率、及び、消費者物価指数(CPI)の年間増率予測値を上回り、資金が潤沢な状態にあることを示している。また、昨年の超過準備額は459億元と2010年以降で最高水準となったことから、今年のM2の目標レンジは2.5%~6.5%を維持する」とみている旨を示した。



                                      
(注)
*M1a:通貨発行額。企業・個人(非営利団体含む)の当座預金および流動性預金残高の総額。
*M1b:M1aに個人の非定期性積立預金残高を加えたもの。
*M2:M1bに企業・個人の定期性預金残高、外貨預金、外国人による台湾元建て預金残高などを加えたもの。




 

金融動向表[PDFファイル]  [61KB]