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2019年 12月 5日更新

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 中央銀行は11月5日に最新の外貨準備高統計を発表した。これによると、10月末の外貨準備高は前月比29.87億米ドル増加の4,724.76億米ドルと5ヶ月連続して過去最高額を更新した。10月の外資による株買越し額は1,247億元となり、外資による株式・債券保有額(時価ベース)、及び、台湾元預金残高の合計は、前月比357億米ドル増加の4,168億米ドルと直近21ヶ月で最高となり、外貨準備高に占める割合は88%と直近19ヶ月で最大の割合となった。これは、主に10月の株価指数が+4.9%の大幅増となり、外資による株式保有額が増加したことによるものである。

 世界ランキングでは、台湾は引き続き5位を維持しており、1位の中国は9月末時点で3.0924兆米ドルとなっている。また、台湾の貿易のライバルである韓国の10月末時点における外貨準備高は3,955億米ドルとなった。

 10月の外貨準備高が大幅に増加し、過去最高額を更新したことについて、顔輝煌・中央銀行外為局長は、「主にユーロなどの主要通貨の対米ドルレートの増価、及び、外貨準備の運用投資益の増加によるものである。10月の主要通貨の対米ドルレートは、ユーロ+2.2%、イギリスポンド+5.3%、オーストラリアドル+2.4%と米ドル換算後の資産価値が増加した」と説明した。

 先般の楊金龍・中央銀行総裁の説明によると、中央銀行の外貨準備の資産配分は、米ドルが中心であり、次いでユーロ、人民元、日本円、イギリスポンドの順となり、ユーロ、イギリスポンド、人民元(+1.2%)が増価となった以外、日本円のみリスクヘッジの解消を受けて、▲0.69%となった。

 10月に外資が大幅に流入したことについて、顔・外為局長は、「10月の外資流出額は14億米ドル(うち台積電上場会社による配当額7.5億米ドル)となったものの、一部は台湾にストックし、次の投資機会を狙っている。為替市場において、外資以外に、投資信託、貿易取引、国民の投資などにより、資金の流出入があった。台湾元レートの変動は基本的にマーケットメカニズムを尊重するが、短期資金の大規模な流入や季節要因といった不確実性が過度な相場変動をもたらし、金融市場の安定性を損なう場合、中央銀行は必要な介入措置をとり、市場の安定を維持するが、10月は異常な変動がなく、外資の流入も申請目的に沿って株式市場に投資している」と述べた。




外貨準備高・為替レートの推移[PDFファイル]