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2020年 1月 8日更新

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 中央銀行は2019年12月24日、最新のマネーサプライ統計を発表した。これによると、11月のM1bの対前年比伸び率(期中平均ベース)は+7.46%となった。また、外資流入額が29.48億米ドルとなったことから、11月のM2の対前年比伸び率は前月比0.35%ポイント上昇の+4.14%と直近39ヶ月で最高となり、M1bとの差は3.32ポイントまでやや拡大した。中央銀行の担当官は、「M1b 及びM2の対前年比伸び率の上昇は、主に資金流入によるものであり、このうちM2の対前年比伸び率は、銀行貸出及び投資が減少したものの、企業の債務返済や昨年基準値の高さを受けて引き続き上昇した」と説明した。

 米中貿易摩擦の第1次合意の調印に向けて順調な調整が見られることから、外資は流入基調を継続し、11月の外資による株式買越し額は578億元と過去29年で最高水準となった。一方、外国人による台湾元建て預金残高は積極的に株式投資を受けて、前月比153億台湾元の減少となった。

 11月の普通預金は前月比382億元増加の16.75兆元と過去の最高水準となり、定期預金や当座預金は前月比649億元増加の14.38兆元となるなど、株取引の活況を反映している。個人投資家の証券投資動向を反映する11月の証券振替決済預金は前月比378億元増加の2兆708億元と過去最高となった。

 2019年は、個人投資家による株式投資が約6割を占めており、株式市場の活況が個人の投資や資産配分の変動を加速させた。中央銀行の担当官は、「市場における資金は潤沢であり、高い投資利回りなどのメリットは長期的に外資に高く評価されている」と述べた。

(注)
*M1a:通貨発行額。企業・個人(非営利団体含む)の当座預金および流動性預金残高の総額。
*M1b:M1aに個人の非定期性積立預金残高を加えたもの。
*M2:M1bに企業・個人の定期性預金残高、外貨預金、外国人による台湾元建て預金残高などを加えたもの。




金融動向表[PDFファイル]