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2019年 11月 1日更新

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 行政院主計総処は、10月5日に最新の物価調査結果を発表した。同調査によると、9月の消費者物価指数(CPI)は前月比+0.17%となった。これは、主に野菜及び果物価格が台風の襲来を受けて上昇した一方、航空券や旅行費用はシーズンオフにより下落し、一部の上昇幅を相殺したことによるものである。前年同月比では+0.43%となった。これは、主に野菜、果物、医療費、旅行費、個人用品価格が上昇した一方、卵、衣服、ガス、石油商品、航空券、通信費、3C価格の下落が一部の上昇幅を相殺したことによるものである。野菜、果物、エネルギーを控除したコア物価は前年同月比+0.52%となった。

 七大項目うちの物価変動が大きかった項目について、
(1) 食物類:前年同月比+1.97%となった。これは、主に果物及び野菜価格がそれぞれ+7.34%、+2.37%となったが、卵価格が▲12.42%となり、一部の上昇幅を相殺したことによるものである。
(2) その他:同+1.15%となった、これは、主に宝飾品などの価格が上昇したことによるものである。
(3) 教養・娯楽類:同+0.93%となった。これは、主に国内外の旅行費が引き上昇したことによるものである。
(4) 医療保険類:同+0.90%となった。これは、主に病院の診察料及び病室の自己負担費の引き上げによるものである。
(5) 交通及び通信類:同▲2.71%となった。これは、主に石油商品価格、通信費及び航空券価格がそれぞれ▲8.08%、▲5.56%、▲4.07%となったことによるものである。
(6) 衣料類:同▲0.98%となった。これは、主に夏服価格の下落により、衣服価格が同▲1.65%となったことによるものである。
1~9月のCPIは前年同期比+0.51%となった。このうち、商品類+0.35%、サービス類+0.67%となった。コア物価は同+0.46%となった。

 9月の卸売物価(WPI)は前月比▲0.63%、前年同月比▲4.53%となった。これは、主に化学材料及び関連製品、医薬品、石油、石炭製品、基本金属価格が下落したものであり、農産品価格の上昇は一部の下落幅を相殺した。

 輸入物価(台湾元ベース)は前年同月比▲4.54%となった。為替変動率(▲1.22%)を控除した米ドルベースの輸入物価は同▲5.71%となった。これは、主に鉱産品、化学或いは工業産品、基本金属及びその製品価格が下落したことによるものである。

 輸出物価(台湾元ベース)は前年同月比+4.50%となった。為替変動率(▲1.22%)を控除した米ドルベースの輸出物価は同▲5.67%となった。これは、主に鉱産品、化学工業産品、プラスチック・ゴム及びその製品価格が下落したことによるものである。

 1~9月の卸売物価は前年同期比▲1.27%となった。このうち、国内販売品は▲1.91%、輸入品は▲0.19%、輸出品は▲1.72%となった。




物価動向表[PDFファイル]