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日本台湾交流協会設立50周年祝賀レセプション 大橋光夫会長挨拶

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 台湾の友人の皆様、こんばんは。公益財団法人日本台湾交流協会会長の大橋光夫です。本日、皆様とともに、当協会設立50周年という非常に重要な節目を迎えられたことを大変嬉しく思います。

 1972年12月1日、当協会の前身である財団法人交流協会の設立発起(ほっき)人総会が東京都内で開催され、当協会は、その産声(うぶごえ)を上げました。翌2日には、台湾日本関係協会の前身である亜東関係協会の設立発起人大会が台北で開かれ、両協会を窓口とする日台の新しい歴史が幕を開けました。

 以降、この50年間、皆様ご承知のとおり、日台関係は目を見張るような発展を遂げてまいりました。人的往来を例に挙げますと、当協会設立直後の1973年度、台湾から日本への渡航者数は約4万5000人でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大により渡航制限が敷かれる前の2019年、台湾から日本への渡航者数は489万人に達しました。実に100倍であります。また、経済関係についても、1972年当時の日台の貿易総額は約15億ドルでしたが、2021年には約854億ドルに達し、実に57倍の規模に拡大しています。

 中でも特に私が強調したいのは、日本人と台湾人の心の絆の深化です。当協会が台湾で実施している対日世論調査によれば、第一回となる2008年の調査において、日本に親しみを感じると回答した方は60%でしたが、昨年実施した調査では、実に77%もの方が日本に親しみを感じると回答しています。また、昨年、駐日台北経済文化代表事務所が日本国内で実施した世論調査では、約76%もの日本人が台湾に親しみを感じると回答しています。

 このまれに見る、世界に誇れる日台の友情関係は、偏(ひとえ)に、この50年間、日台関係の発展のために尽力されてこられた数多くの先人達の懸命なご努力と、そして何よりも、本日ご来場の台湾の友人の皆様の暖かい御支援の賜(たまもの)です。世界は今激動の中にありますが、50年前に蒔(ま)かれた日台友情の種は、今や大輪の花となり、この激動の世界にあって美しく咲き誇っております。当協会といたしましては、この日台友情の花が末永く咲き誇るよう、今後とも日台関係の発展に尽力してまいりたいと考えておりますので、引き続き皆様の絶大なる御支援を賜(たまわ)ることができれば幸いです。

 最後に、本日御臨席の皆様の御健勝と同時に、日本と台湾の友情が世界の手本となり地球全体に平和な時が来ることを心より祈念して、私からの御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。